高品質再生骨材製造システム
Resco

高品質再生骨材製造システム

Resco (リスコ)High Quality Restarted Concrete Dry System

低コストで高品質な再生骨材製造システムResco

■コンクリート廃材から、高品質な再生骨材を生産
■業界初の多くの特長
■イニシャル・ランニングコストを低減
■環境問題に最大限 配慮した設備
 

Resco開発の背景

分別解体や建設廃材の再資源化等の義務付け(平成14年5月施行:建設リサイクル法)
1960年代の高度成長期に建造された構造物が解体され、今後コンクリート廃材の発生量が急増
現状用途の舗装用路盤材の需要は減少し、一般構造用コンクリートへの適用が必要とされる
コンクリート用再生骨材がJISに制定

特徴・概要

業界初の多くの特長

●粗骨材と細骨材ともにH規格を達成する
⇒ブラスト時間の調整でL~H任意に対応できる
●破砕されない状態で粗骨材が回収できる
⇒砂粒子のブラストにより、粗骨材は破砕されにくい
●骨材表面に付着物が無く、綺麗である
⇒ブラスト効果により、骨材の表面洗浄を行う
●品質管理
⇒ブラスト時間や消費動力の把握にて行い、また各バッチごとの情報が管理できる
汚染土壌の洗浄(粘土質は不可)や除染にも適応の可能性有り

イニシャル・ランニングコストを低減

・乾式設備により汚水処理が不要となりイニシャルコストを低減
・ブラスト、選別、分級が同時にできる構造の技術開発により、ランニングコストを低減

環境問題に最大限 配慮した設備

・省スペース ・ 無粉塵 ・ 低騒音

再生の方法

廃コンクリート中の砂サイズ以上の粒子(粗原料)へ砂サイズ以下の粒子(ブラスト材)をブラストローターにてブラストすることでモルタル分やセメント付着物を除去し高品質な粗骨材・細骨材に再生する。
回転ケーシングの回転により、ブラストゾーンの粗原料は常に新陳代謝され効率良く 粗原料の全表面にブラストされる。また、品質の調整はブラスト時間の調整によって行う。
①粗原料(砂サイズ以上)投入
②ブラスト材(砂サイズ以下)投入
③ブラストの衝撃によりセメントおよびモルタルを剥離
④スクリーンで砂粒子を選別
⑤砂粒子をブラスト材としてロータに再投入
※ブラスト中に発生する微粉(フィラー)は集塵機により分級回収

製品品質

Rescoで処理することにより、H規格相当の製品を実現。 また、ブラスト時間の設定変更により製品の品質調整が可能。

簡便な処理方法と製品品質

システムフロー

原料と製品の写真

再生細骨材の密度と吸水率イメージ図

再生粗骨材の密度と吸水率イメージ図

JIS 規格

再生骨材はコンクリート廃材を破砕・磨砕・分級して製造しますが、骨材に付着しているモルタルがどの程度取り除かれているかによって、品質が異なり、H・M・Lの規格に分けられています。
再生骨材 H 破砕、磨砕、分級等の高度な処理を行い製造した骨材。一般用途のコンクリートに使用。
再生骨材 M 破砕、磨砕、分級等の処理を行い製造した骨材。杭、基礎梁など乾燥収縮や凍結融解の影響を受けない部分のコンクリートに使用。
再生骨材 L 破砕して製造した骨材。高い強度や耐久性を求められない部分のコンクリートに使用。

主な試験項目と規格値

試験項目 H M L
粗骨材 細骨材 粗骨材 細骨材 粗骨材 細骨材
絶乾密度(g/cm3 2.5以上 2.5以上 2.3以上 2.2以上 - -
吸水率(%) 3.0以下 3.5以下 5.0以下 7.0以下 7.0以下 13.0以下
すり減り減量(%) 35以下 - - - - -
微粒分量(%) 1.0以下 7.0以下 2.0以下 8.0以下 3.0以下 10.0以下
粒形判定実績率(%) 55以上 53以上 55以上 53以上 - -

HとMの不純物量(Lには規定無し)

分類 不純物の内容 上限値(%)
A タイル、れんが、陶磁器類、アスファルトコンクリート塊 1.0
B ガラス片 0.5
C 石こう及び石こうボード片 0.1
D その他無機系ボード 0.5
E プラスチック片 0.5
F 木片、紙くず、アスファルト塊等 0.1
  不純物量の合計(全不純物量) 2.0
H、Mの粒度分布:砕砂粒度規格と同一
※上限値は質量比で表し、各分類の合計
(JIS A 5021、5022、5023)

能力表・外形図

能力表

型式 Resco-10
処理能力(原料-40mm) 5~10t/h
ブラスター RC8-10
集塵風量 250m3/min
※処理能力は廃コンクリートの性状及び再生骨材の品質レベルで変動する

外形図

標準仕様
型式 Resco-10
A 7,000
B 8,000
C 8,500
D 15,000
E 10,000

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